必要なのは少しづつでも進み続けるという習慣 『「いつも忙しい」がなくなる心の習慣』読後感

読書

ここのところ、会社の仕事も立て込んできたし、ライティングの方の案件もいくつか舞い込んで来たりで「あー忙しい」ってのが口癖になってしまっています。

ただ単に「忙しい」が口癖になっているくらいならよいのですが、問題は「忙しい」状態がプレッシャーとなって活動が止まってしまうこと。後回し、先延ばしが習慣化して、結局は締め切り間際になって、慌ててやっつけ仕事で資料を提出したり予算を立てたりなんてな事態が常態化しています。

やっつけで終わらせた仕事がいい仕事であるはずはありません。

したがって、叱責を受ける、またはミスが発生する→評価が下がる→自信を失う→ただでさえ嫌いな会社の仕事がますます嫌いになる→なかなか仕事をやる気にならず、後回し、先延ばしにしてしまう…、という悪循環を繰り返してしまっています。

ライティングの方は、好きで始めたことなのでまだマシですが、それでも苦手なジャンルのモノはついつい先延ばしにしてしまう癖が出てしまいます。

そんなこんなで何とかこの先延ばし、後回し癖を治したいと思っていた際に目についたのが標題の書

著者水島広子氏は精神科の医師で、つい最近このブログで細川貂々氏との共著を紹介したばかり。この方の考え方には共感できることが多いと感じていたのも購読の後押しとなりました。

内容的には難しいことは書いてありません。

  • 「忙しい」と感じている感覚にとらわれてしまうと、焦りにばかりココロのエネルギーが奪われてしまい、身動きが取れなくなってしまうので、とにかく行動し続けること。
  • 「これしかできなかった」と思うのではなく「ここまでできた」とポジティブに考えること。

要約してしまえばこの二つだけです。実際に活動をし続けるにはどうしたらよいか、ポジティブな気持ちでやれたことを評価するにはどうしたらいいか、については是非とも本文をご覧いただきたいと思います。

忙しい、という焦りは「やる気」を削ぐ上に、「やるべきことが分かっているのにできない」自分を責める気持ちにもつながります。余計に疲れるし、この疲れが続くと、うつなどの重篤な病に発展する可能性だってあります。

早期発見・早期治療はどの病気にも共通して言える、最も有効な対策です。「忙しい病」にももちろん有効です。日々の自分自身でのケアが最も有効ですし、長続きもします。

忙しいと立ち止まっている暇があったら一つでも何か作業しましょう。作業を続けているうちに焦燥感は勝手に消えていくはずです。

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