エンジニア・デザイナー・ライターのための案件獲得: ゼロからはじめての仕事が舞い込む!
昨年初、自分の中で、文筆業を生活の糧にしようと決意してから1年余り。様々なチャレンジを繰り返してはいますが、なかなか成果に結びつきません。今までの文筆活動の「実績」を引っ提げて、少しでも脈がありそうな会社や、ランサーズ案件に応募しているのですが、契約に至ったのはごくわずか。
手前みそではありますが、以前通っていたライタースクールではいつも出来が良いとしてお褒めの言葉を頂戴していたし、「連載」と言ってよいくらいの頻度でとあるサイトにブログの記事が取り上げられたりした経験もあるのですが、どうしても「お金」に結びつきません。
こんなことでは文筆業で生計をたてる、という目標にはいつまでたっても到達しません。そんなわけで、溺れる者の藁として手にしたのが標題の書。何をどう工夫したら「お金」につながるのかを具体的に勉強しようと思って、Kindleの検索欄に「ライター 収益」みたいなワードを放り込んで、表示された何冊かの書籍からチョイスした一冊です。
著者の橋本貢氏はフリーランスのWEBエンジニア。ご自身も腕には自信がありながら、なかなかお金に結びつかない時期があったがゆえに、どのようにしたら案件を獲得できるかについて思い悩んだそうです。思い悩み、様々に試行錯誤を繰り返す中で、種々のノウハウを獲得し、著作を上梓するまでに至ったとのことで、期待に胸膨らませながら読書開始。
内容としては特に奇抜なものではありませんでした。しかし、クラアントと依頼先の関係の根本を率直に述べた以下の指摘には目から鱗が落ちる思いがしました。
クライアントは、委託先に対して高度な技術を求めているのではありません。あくまでも「自分の意志に沿った内容のコンテンツ」を求めているのです。
そうそう、今までの実績よりなにより、現時点での要望にいかに沿うかが最大のアピール点。確かに私はなまじ文章力についてはそれなりに自信があったせいか、相手が何を求めているのかについては深い注意を払いませんでした。傲慢にも「四の五の言う前にいっぺん何か書かせてみろよ。俺の今までの経歴みりゃわかるだろうがよ。何にでも対応してやるよ」くらいに思っていて、自己PRとか履歴の書き方も通り一遍でした。これでは、多数の応募者をふるいにかける採用担当者の目に留まるわけはありません。皆、それなりに腕に覚えがあって応募してきているのですから。
今後は、少なくとも相手の求める内容はどんなもので、どんな文章が好まれるのかについてはきちんとリサーチした上でアプローチしていこうと思います。現在奉職している企業においても営業職は10数年経験していたのですが、改めて自社、というよりは自分の実績を上げるために自分本位なお願いばかりしていて、相手の利益になるということはあまり考えていなかったということにも気づかされました。相手の身になって考え、相手の利益になる提案をしていけば必ず依頼は来るはずだ、と信じて今後もいろんなサイトに応募していこうと思います。
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