いろいろなところで書いている通り、私は先週頭から休職に入っています。
理由はいろいろありますが、いよいよ会社の仕事が嫌になってしまったということが一番大きなものです。いくら頑張っても自分の望む将来は少なくとも今の会社では手に入らない。でも仕事はとにかく追いかけてくる。収入確保のためと割り切って、なんとか我慢してやり過ごそうとしましたが、帯状疱疹が出てしまい、そこで心身ともに相当な疲労がたまっていると自覚させられました。
追い打ちをかけるように、肉親にトラブルがあり、ご逝去された方もおり、その後始末で先週は仕事のある時以上に用事が重なって非常にシンドい一週間を過ごしました。原稿を一本書くのがやっとで、このブログには手さえ付けられませんでした。紹介する本の画像を引っ張ってくることすら億劫で、その内容について考える精神的なエネルギーは残っていませんでした。昨日一日、何にもやらない日を作ったことで、ようやく少しだけ精神的なエネルギーが復活したので、エネルギー枯れを起こす前になんとか一つでも文章化しておこうと、PCに向かっているところです。
さて、標題の本は文字通り、やる気のスイッチをオンにするための様々な手法を25通り紹介している一冊です。帯状疱疹が出るちょっと前に、なんとか、当時の閉塞状況の打開策を見つけたいという気持ちでKindleにDLし、一気読みしました。
残念ながら、内容としては少々拍子抜け。というのも私がいままでにすでに試して、あまり効果のなかった方法によく似たものばかりだったからです。とは言え、これは私がしばらく自己啓発本ハンターと化して、このテの本を少なからず読んだが故の少々偏った感想です。読んでみて、試してみたいという方法があった方は是非とも実施してみてください。25種類あるので、一つ二つは興味惹かれる方法があるのでは、とは思います。
私がこの本を読む前から実施しているのは『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』という本に出て来た「モーニングノート」という方法です。
これは、朝起きたらすぐに、白紙の紙3枚ほどにその時頭に浮かんだことをすべて書き出すという方法です。とにかく頭の中のいろんな雑事をすべて紙に書きだすことで、頭の中を真っ白にしてしまう、というのが目的です。思い返してみれば、休職に入る一週間前ほどから、この「モーニングノート」すら書けないような、倦怠感と焦燥感に見舞われてしまっておりました。それに伴い、机の上には無用なものまで含めて、モノを書く場がないほど雑多なものが置かれている状態でした。私の書斎は知的作業の場としての役割をまったく果たせていなかったことになります。ま、白紙3枚(私の場合サイズはA4。ただし字はかなりでかい)をすべて埋め尽くすには1時間近くはかかりますから、そこでエネルギーを使い果たしてしまう可能性が大きいと考えて、書くのを控えていたということもあります。しかし、書くのを控えていた結果として、頭の中に出口を失ったノイズが溜まりまくって、精神に悪影響を与えてしまいました。
昨日あたりから3枚は書けませんが1枚くらいは書けるようになってはきましたが、まだ本調子ではありません。そこで、私なりに一つだけ、標題の本に出て来た方法をアレンジして試してみることにしました。
それは、前日に比べてアップデートできたことを五つ書き出すということです。今ままでの「モーニングノート」は、ノーテーマでとにかく吐き出したいことを吐き出ており、それゆえ、気分が乗らない時は何も書けないこともありました。こういう「フォーマット」を一つ取り入れることで、頭をスムーズに「何かを書く」という態勢に持っていければ、何をやるにせよ、今までよりは初動負荷が小さくなるという効果は期待できそうです。
問題は5つもアップデートした自分を見つけられるかというところにありますね(笑)。そうでなくても知的生産活動に携わる時間が短くなっているというのに。
最大の問題はとにかく、自分をノセるためのルーティーンを自分なりに考えだすことですね。標題の書の方法をそのまま利用するのもよし、自分なりに方法をカスタマイズするもよし。四の五の言う前にまずは朝風呂一発浴びればいいって方もいるかもしれないし、ジョギングやウォーキングに出かけてみるのもよいでしょう。
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